昔から猫は群れを作らず、クールなイメージが強い動物です。
しかし、人間と暮らすようになり、
信頼や心を許した人には甘えん坊な一面もみられます。
では、なぜ猫は甘えるのでしょう?
本日は「猫はなぜ甘えるの?しぐさや鳴き声でわかる?甘えない猫もいる?」をお送りいたします。
猫の甘えるしぐさの理由は母猫に訴えるため
子猫のときは鳴き声で母猫に自分の気持ちを訴えます。
赤ちゃんが泣くのと同じです。
ですから、成長するにつれて鳴くことが少なくなります。
しかし、人と暮らすようになった猫は[お腹空いた]、[かまって欲しい]など、
自分の気持ちを訴えるために人に鳴くようになりました。
子猫のときに母猫に甘えていたしぐさを
食べ物や安心できる場所を提供する人にもするようになったと思われます。
代表的な猫の甘える仕草をいくつか紹介
のどをゴロゴロ鳴らす
猫をなでたりすると、のどがゴロゴロ鳴るときがあります。
だいたいうっとりした顔でゴロゴロいいます。
これは嬉しいときやリラックスしたときに出る甘える仕草です。
なでてくれてる人に安心して、さらに喜んでくれてる証拠です。
お腹をみせる
動物にとってお腹は弱い場所なので、簡単に見せることはありません。
猫にとっても同じです。通常いつでも素早く立ち上がれるように足を曲げて休みます。
しかし安心できる場所、信頼できる人のそばでしたら
おなかを見せて寝たりします。これは家猫に限らず、
野良ちゃんでも信頼関係が築き上げられてれば見られます。
そんな安心しきった姿を見せてくれたら嬉しくなりますね。
体をこすりつけたり、くっつけてくる
立っていると足にすりすりしてきたり、
体の一部をくっつけてきたりは注目してほしいときに出るしぐさです。
本やパソコンを開いて作業していると乗っかってくるのも同じです。
作業の邪魔をしに来たのかと思われがちですが、
実は猫ちゃんの[かまってー!]のサインです。[そんな物ばかり見てないで、わたしと遊んで♪]
そんなことを言われたらつい手を止めちゃいますね。
なめたり、甘噛みをする
猫をなでたりするとお返しになめてくれたり、ときには噛まれたりします。
しかし明らかに本気ではなく軽く噛んでくるのは決して怒っているのではなく、
嬉しすぎてちょっと興奮した感情での甘噛みです。
なめ返してくれるのも毛づくろいをしてくれているので、
信頼関係のある仲間あるいは家族として認められてます。
ふみふみをする
これは子猫のときに母猫の母乳をのむときのしぐさです。
いちばん安心して甘えてるときにするしぐさです。
赤ちゃんのときの気分を思い出しながら
飼い主をお母さんだと思って甘えてるのかもしれません。
大人になってもする子がいます。
愛おしくてたまらないですね
代表的な猫の甘える鳴き声をいくつか紹介
ここまで甘える仕草について書きましたが、
次は鳴き声についても少し紹介したいと思います!
にゃお、にゃおお
嬉しいときの意思表示です。
子猫が甘えたいときによく出す声なので、
こんな鳴き声聞こえたらかまってあげたり、なでたりするといいです。
にゃーーーーん
この長めに鳴く声は基本何かを要求してるときに出ます。
[ごはんちょーだい]、[かまってーー]など、
何かして欲しくて鳴いているので、その要求を満たしてあげましょう。
かすれた声、声が出ない
鳴いているけれど声がかすれていたり、
口は動いているのに声が出てない鳴き方をするときがあります。
これはうちの子もたまにするのですが、
声を出すのが面倒くさいのかと思っていましたが、
実はこれが最高に甘えてる鳴き方なんです。
英語だと[サイレントミャオ(ニャー)]と呼ばれていて、
子猫が母猫に甘えるときにする鳴き方です。
声を出していないのではなく、人間が聞こえない音で鳴いているのです。
もう完全に母猫として接してくれてると思うと嬉しさと愛しさで舞い上がっちゃいます!
まとめ
ここまで甘える仕草と鳴き声について説明をしましたが、
中にはクールな甘えない猫ちゃんもいます。人間と同じで個体差があります。
一生懸命お世話をしているのに、いっこうに甘えしぐさを見せてくれないからって
必ずしも嫌われてるわけではありませんので、気を落とさないでください。
また、性別や年齢によっても違いがあります。うちには10歳になるメスの猫さんがいますが、
実はここ数年でやっといろんな甘えしぐさを見せてくれるようになりました。
若い頃はとてもクールで、くっついてきたり、かまってアピールはほとんどありませんでした。
しかしここ数年はとっても甘えん坊にです。のどゴロゴロ、お腹をみせる、体をこすりつけるなど、
甘える仕草のオンパレードを毎日してくれます。猫も人と同じで年齢が上がると丸くなるのかな?
甘えん坊になってますます可愛くて仕方ないです。
もちろん上に書いた甘えしぐさのほかにも甘えのサインはあります。
日々のお世話や猫ちゃんと過ごすうちにたくさんのサインを見つけてください。
甘える仕草が分かるともっともっと仲良くなれますし、
もっともっと猫ちゃんを可愛く感じると思います。
猫ちゃんとの生活を楽しんでください。