野良猫はどんな餌を食べているでしょうか?
よく食べるもののイメージは人間の残した、ご飯が定番だったりしますが、
それにありつくだけでも大変なくらい野良猫は1日1日必死に生きています。
野良猫は飼い猫みたいにいつもぬくぬくと暮らしているわけではありません。
人間に常に餌を貰っているとは限らないので痩せている野良猫がほとんどでしょう。
できれば元気に過ごしてもらうためにも健康に良いものをあげたいですね。
野良猫にあげても良いもの、やらない方が良いものに分かれると思います。
猫が大好物でも実は体に悪いものだってあります。
今度は野良猫にはどんな食べ物がオススメか見ていきましょう。
野良猫が普段食べているものの種類とは?
野良猫が人間からもらった餌を食べている場面しかお見かけしないけど、
他に食べているものがないか調べてみました。
小動物
猫は肉食動物で昔から狩りをして生きています。
猫が捕食しているのでまず思いつくのがねずみですね。
ねずみは猫にとって格好の獲物です。
ねずみのちょこまかとした動きに反応して猫の狩猟本能を刺激してキャッチするのです。
江戸時代はネズミ捕りとして猫が重用されていました。
他にも地域によってはウサギやもぐらも捕まえることもあります。
特に田舎ではもぐらを捕まえて飼い主にお土産として持って帰ってきた話も聞きますね。
鳥類
猫は鳥も好物です。
動体視力が優れているので、動くものを見たらすぐに反応します。
爬虫類、両生類
実はヘビやトカゲ、カエルも食事になっています。
昆虫類
虫の中でもバッタは最大の好物です。
ほかに蝶やセミ、果ては茶色い虫なんかも食べます。
やはり猫の性で動くものを見たらすぐに追いかけ回してしまいにはパクッと食べてしまいます。
猫は食べるだけでなくおもちゃとして遊ぶこともあります。
魚
野良猫が川で魚を捕まえるところはまれに見ます。
魚は猫の好物としてあげられてますが、日本人の食生活と関係しています。
食卓に魚が並べられますが、江戸時代に遡って日本人は動物性タンパク質を魚から摂っていました。。
ちょうど猫を飼い始めたのもその頃でおこぼれで魚を与えていました。
それで猫が魚好きであることが浸透していったのですね。
野良猫は小動物などを捕まえて生きる糧としています。
しかし都会暮らしとなると食べ物にありつくことが難しくなり、人間から餌をもらうしかなくなります。
野良猫が食べないものはあるの?
逆に野良猫が食べないものを見ていきましょう。
その中で健康に害するものもあるので餌やりの際に知っておいた方が良いものもあるのでご紹介していきます。
ネギ類
絶対やめた方が良いのが玉ねぎやネギです。
ネギ類に含まれている「アリルプロピルジスルファイド」が猫の赤血球を破壊して「溶血性貧血」を起こします。
溶血性貧血は嘔吐下痢、食欲不振、呼吸困難、血尿、心拍数の増加の症状を引き起こします。
ネギ類は加熱しても猫にとって毒であることに変わりはないので絶対にあげないようにしましょう。
アボカド
アボカドは栄養豊富ですが、ペルシンという成分は猫にとって有害です。
食べてから症状が起こるまでの経過時間は個体差がありますが、嘔吐下痢、痙攣、軟便を起こします。
アボカドの茎や葉は毒性があるので要注意です。
イカ
イカには「チアミナーゼ」という酵素がビタミン1を壊してビタミン1欠乏症を引き起こします。
また、イカに潜んでいるアニサキスという寄生虫が体内に入り込むと食中毒になります。
消化しにくいので下痢や嘔吐の原因にもなります。
柑橘類
猫にとって害になるのがみかんなどの皮。
皮にはリモネンという成分が嘔吐、痙攣、麻痺、皮膚のかぶれと言った症状を起こします。
また、猫は柑橘類の酸っぱい匂いを嫌います。
チョコレート
チョコの元になるカカオにはテオブロミンという成分が含まれています。
猫ね中枢神経を刺激して血圧上昇、痙攣、不整脈、嘔吐を引き起こします。
野良猫に一番のおすすめのご飯は?
人間のおこぼれの中には塩分が含まれていて必ずしも健康的ではありません。
昔は猫まんまが定番でした。
ご飯にかつお節を振りかけて猫にあげていたものでした。
かつお節は猫の大好物ですが、実は害になるものなんです。
かつお節にはミネラルがたくさん含まれています。
ミネラルを過剰に摂りすぎると尿路結石になりやすいからです。
腎臓や尿管、膀胱に尿石がたまって腎不全に至ります。
やはり野良猫の餌のおススメと言えばプレミアムキャットフードです。
キャットフードは猫が必要とする栄養が豊富に含まれています。
何よりも猫の栄養源とする動物性タンパク質が摂取できるように配慮しています。
キャットフードはホームセンターで買えますがピンからキリまであるので悩みがちです。
動物タンパク質を主原料としているか、添加物(BHA、BHT、エトキシキンなど)が使われてないかを確認していきます。
ただ普通のキャットフードよりも値段が高いのでお財布と相談する必要がありますが、
プレミアムキャットフードは高品質な原材料を使用していて栄養基準の厳しい
「AAFCO」(米国資料検査官協会)をクリアしています。
無添加、グレインフリー、高たんぱく質、肉類の使用の利点があります。
最近では先ほど前述したグレインフリーのグランツというキャットフードもおすすめです。
猫の「食いつき」を意識した、無添加、無着色、保存料なしのプレミアムキャットフードです。
お腹を空かせた猫は人間と同じで何を食べても美味しいと感じるはずですが、
特別においしいと思ってもらえたら嬉しいですよね!
まとめ
野良猫は色々なものを食べるのでグルメなんですね。
ただ全てが健康的とは限りません。
最近はキャットフードの普及で飼い猫でも長生きするようになりました。
野良猫も美味しいものを食べてもらいたいですね。