野良猫

野良猫を拾ったらお風呂に入れたほうがいい?安全に猫を洗う方法とは?

野良猫を拾ってくださったあなた。

まずは、困っている猫たちに手を差し伸べてくださり、ありがとうございます。

さて、野良猫を拾って気になることは「お風呂に入れる必要があるかどうか」ではないでしょうか。

何となく汚れているし…病気やノミダニも怖いですよね。

でも、ちょっと待ってください。

汚れているからといって、すぐにお風呂に入れないほうがいい場合もあるんです。

今回は、野良猫を拾った時のお風呂の必要性についてご紹介します!

 

野良猫を拾ったらお風呂に入れたほうがいい?

 

 

すぐにお風呂に入れるのはNG

 

そもそも、猫は基本的にお風呂に入れる必要がない生き物です。

飼い猫も、定期的なブラッシングをしてやれば、日常的な汚れは猫自身が舐めてきれいにします。

猫は元々水が苦手な生き物です。小さな頃から人間とともに生活し、

お風呂の存在に慣れている猫ならまだしも、人間に拾われてきた野良猫はそれだけで緊張しています。

その上、苦手な水(お湯)で洗われるということは、野良猫にとって大きなストレスになってしまいます。

さらに、体力のない子猫はお風呂に入れることで衰弱してしまう場合もあるので注意が必要です。

 

まずは動物病院の駆虫薬を使用

 

とはいえ、ノミダニなどの寄生虫は気になりますよね。

そんな時は、動物病院で買える駆虫薬を利用しましょう。

ノミダニだけでなく、シラミにも効く駆虫薬がありますので、

これを使用すればほとんどの寄生虫を駆除することができますよ。

駆虫薬は量販店のペット用品売り場でも見かけますが、

子猫の場合、使用する量に調整が必要なこともあるため、獣医師の指示の下、

動物病院の駆虫薬を使用するほうが安心です。

 

お風呂に入れていい場合、ダメな場合

 

 

寄生虫が駆除できたら、次に気になるのは汚れです。

前述のとおり、基本的に猫にお風呂は必要ありませんが、拾ってきた猫の場合、

泥やホコリで毛がゴワゴワ…洗ってきれいにしてやりたい!と思うのも仕方ないといえます。

 

お風呂に入れていい場合

 

筆者が子猫を拾った際は、動物病院にてスポットタイプの駆虫薬を使用したあと、

どうしても汚れが気になれば、駆虫薬使用後丸1日経ってからなら洗ってもよいと言われました

暖かい時期で、子猫は衰弱しておらず食欲もあったため、指示通りの時間が経ったのちにシャンプーしてやりました。

シャンプーによって猫に大きなストレスがかかったり、

体力が奪われたりする心配がない場合であれば、シャンプーをしてあげてもよいでしょう。

 

お風呂に入れてはいけない場合

 

しかし、逆に、人間を怖がっていたり、衰弱したりしている猫、

また冬などの寒い時期には、多少汚れが目立ったとしてもシャンプーは避けたほうが無難でしょう。

もちろん、お風呂に入れたい場合は、まず獣医師に確認してみてくださいね。

 

安全に猫を洗うには?

 

 

猫を洗うことになったら、次はご自身が怪我をしないような洗い方を確認しましょう。

先に述べたとおり、多くの猫は水を嫌います。

普段おとなしい猫でも、お風呂に入れようとすると大きな声で鳴いたり

飼い主に爪を立てたりするのはよくあることです。

まして、拾ったばかりの猫ならなおさら。

猫の引っかき傷から感染症にかかってしまうこともあるので、

しっかりと対策をしてから、お風呂に入れてあげましょう。

 

猫に引っかかれないために

 

野良猫をお風呂に入れる準備として、「爪切り」をしておきましょう。

爪を切っていれば、猫が暴れて爪を立てても、飼い主が怪我をせずに済むからです。

ただ、猫の爪切りも慣れないうちは猫・飼い主ともに難しいと思いますので、

動物病院で駆虫薬をもらう際に一緒に爪切りもお願いしておくとよいでしょう。

シャンプーはゆっくり、段階を踏んで

まずはゆっくりとお湯をかけてやることから始めます。

お湯の温度は35度くらいにして、慌てず、足元から濡らしていきます。

脇の下に手のひらを入れて前足を持ち上げ、猫を立たせた状態で洗ってやると、

猫の動きが制御しやすくなりますよ。

シャワーの流水音に怯えてしまう場合もあるので、シャワーヘッドに手を添えたりして、

シャワーの音が小さくなるようにします。

この段階であまりに暴れてしまうようなら、潔く諦めましょう。

ただでさえ緊張している野良猫ですから、

嫌がっているのに無理やり洗うことは避けるようにします。

 

手早く洗う、しっかり流す

 

少しずつ全身を濡らしたら、シャンプーを泡立てて手早く洗います。

猫が自分で舐めることのできない首回りは重点的に洗う必要がありますが、

耳に水が入ってしまうと危険なので、頭まで濡らしてしまわないように気を付けます。

洗い終えたらシャンプーをすすぎます。シャンプー液が十分に流せず皮膚に残ってしまうと、

皮膚トラブルの原因となってしまうので、しっかりと流してあげましょう。

 

乾かす

 

大きな音と風…ドライヤーは掃除機と並んで、猫の「大嫌いなもの」の代表格かもしれません。

ドライヤーの時間をできるだけ短くしてあげるために、お風呂上がりのタオルドライは入念に行います。

ただし、タオルで皮膚をゴシゴシこするのではなく、あくまでも優しく。

しっかりタオルドライしたら、いよいよドライヤーです。

近づけすぎると熱くなってしまうので、猫の体からは十分に離してやり、

自分の手で猫の体が熱くなっていないか確認しながら乾かしていきます。

ドライヤーが完了したら、ブラシで毛を整えてやり、シャンプーは終了です。

 

まとめ

 

野良猫を拾った際のお風呂に関するポイントは4つです。

 

猫には基本的にお風呂は必要なし!野良猫を拾ったらまずは駆虫薬を!

お風呂に入れることが野良猫の体調に悪影響を及ぼすことも!獣医師に相談して!

野良猫をお風呂に入れる際は、爪を切って怪我の予防を!

シャンプーは猫の様子を見ながら手早く!ダメなら諦める!

 

いかがでしたか?猫はいつも自分自身をきれいに保とうと

一生懸命毛づくろいをしていますから、一度きちんとお風呂で洗ってあげて、

室内で飼育し定期的なブラッシングを行なっていれば、その後のシャンプーは基本的に必要ありません。

逆に言えば、汚れた野良猫も、清潔な環境で暮らしていれば、毛づくろいにより徐々にきれいになっていくはずです。

シャンプーはあくまでも、猫の体調や人馴れの程度を確認してから行うようにしてあげてくださいね。

野良にゃんすたグラム

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野良猫大好きどっとこむは飼い野良猫のノラネコノヤマトと 野良猫大好き調査隊(NDC48)の皆様とお送りしています。

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