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希少な三毛猫のオスの価格が高額な理由!売れる?生まれる確率は?

日本猫と聞いてあなたが思い浮かべるのは、黒猫?トラ柄猫?それとも三毛猫?

模様のバリエーションが豊富な日本猫ですが、

その中で三毛猫をイメージする人は多いのではないでしょうか?

陽だまりの公園で昼寝をする姿や、家猫ではコタツにみかん、

そして丸くなる三毛猫といった風景などは、おなじみのワンシーンだと思います。

また、神社やお店の軒先で迎えてくれる縁起物の招き猫や、

江戸時代の浮世絵にも登場するくらい古くから私たちの生活に身近な存在であった三毛猫ですが、

オスの三毛猫が非常にめずらしいということをご存じでしょうか?

いまだに謎が多い三毛猫のオスについて見ていきましょう。

 

三毛猫のオスは縁起が良い?

 

 

日本では古くから漁師たちの間で、三毛猫のオスは天気を見ることができるという言い伝えがありました。

それは、嵐を予告し船の安全を守ってくれるということで、遭難避けのお守りとして大事にされたそうです。

南極で越冬したカラフト犬の「タロ・ジロ」で有名な1956年(昭和31年)の

第一次南極観測隊と一緒に南極に行ったオスの三毛猫「たけし」

たけしは南極観測隊が旅立つ前に、ある女性が「オスの三毛猫は航海のお守りとして

縁起が良いので連れて行ってください」と隊員に預けた子猫でした。南極での厳しい生活の中で、

たけしの成長は隊員たちの心を和ませ、仲間として暮らしたのです。

 

 三毛猫のオスが産まれる確率って?

 

 

三毛猫の性別は基本的にメスだといわれるほど、オスが産まれることは非常に少ないのです。

確率にすると何と3万匹に1匹といわれています。

なぜこのような確率になるかというと、三毛猫の毛色を決めるオレンジのO遺伝子が

メスの性別に決まるX染色体上にしか乗らないためです。

遺伝子的にはオスの三毛猫は生まれないはずですが、三毛猫のオスが存在するのはなぜでしょうか?

オス猫は通常、XY遺伝子で生まれます。

しかし染色体異常でX遺伝子が1つ増えてしまうXXY(クラインフェルター症候群)の

遺伝子であるとオスの三毛猫が生まれる可能性があります。

しかしこの場合のオスの三毛猫は生殖能力が無い場合が多いようです。

また、Xの中のO遺伝子がたまたまYに乗り替わるパターンで生まれるオスの三毛猫もごく稀にいます。

この場合は生殖能力を持っている場合があります。

しかしいずれのケースも染色体異常で生まれるため、病気がちで短命だといわれています。

 

三毛猫のオスは高額な値段がつくという噂、本当のところはどうなの?

 

 

3万匹に1匹の確率で生まれることがあるという非常に珍しいオスの三毛猫に、

高額な値段がつくという噂を聞いたことはありませんか?

また、もし自分でオスの三毛猫を見つけて売りたいと思った場合、どうすればよいのか?気になるところです。

アメリカのオークションで2000万円で落札されたという話をテレビ番組で紹介していたり、

日本でもペットショップで3000万円で販売されていた事実はあるのですが、

一方で日本猫には血統書付登録がされていないので三毛猫のオスでも値段はつかないという意見もあります。

仮にオスの三毛猫を飼っていて、売りたいと思ったら多数の人の目に留まる

ネットオークションに出品することを考えるかもしれません。

しかし、一般の人が猫などの生態販売を行うことは現在では禁止されています。

このことから三毛猫のオスを売りたいときは、

ペットショップに地道に問い合わせをするしかないようです。

タイミングよく買いたいという人が現れたら、交渉次第で高値で売れる可能性はあります。

噂のように三毛猫のオスが必ずしも高値で売れるというわけではないようです。

 

まとめ

 

三毛猫のオスにまつわる様々な噂の本当のところはどうだったでしょうか?まとめてみました。

・三毛猫のオスが縁起が良いという噂は古くから存在していた。

特に船乗りの遭難避けとして大事にされており、

有名なところでは第一次南極観測隊とともに南極で越冬したオスの三毛猫「たけし」がいる。

 

・三毛猫のオスが産まれる確率が非常に低いといわれているのは、

そもそもオスの三毛猫というものが遺伝学上では生まれないからであるが、

染色体異常の遺伝子(クラインフェルター症候群)で生まれることがある。

その確率は3万匹に1匹の確率といわれている。

 

・三毛猫のオスは高額な値段が付くという噂があるが、

事実としては海外のオークションであったり、

話題性を持たせるために高値を付けられたものであったので、

都市伝説的なものと考える方が賢明だろう。

また日本猫は血統書付きではないので値段が付かないという見解もあり、

必ずしも高額な値段が付くというわけではないようである。

 

終わりに

私たちの身近な存在である三毛猫、そのオスがで希少であること、

時には高額な値段が付くともいわれ、その謎めいた存在に心を惹かれる方も多いでしょう。

その希少さは、遺伝的に正常では無いことで生まれることが理由ですが、

それは同時に彼らが病弱で短命という儚さも背負っているのです。

彼らは自分に高値が付くことなど知りませんが一生懸命生きています。

もしもオスの三毛猫に出会ったとしても、値段のことなど関係なく一つの命として大切にしたいですね。

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