タイの南国リゾートの代名詞といえばプーケット島です。
タイ最大の島で、エメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜は「アンダマン海の真珠」と呼ばれています。
澄み切った青空とヤシの木が南国気分を盛り上げます。
ビーチでのんびりくつろいだり、マリンスポーツ、ジャングル探検、名所めぐりにショッピングなど、
開放感あふれる世界有数のリゾート地は、カップルや男性グループ、女性グループ、
家族連れのそれぞれのニーズに合わせた旅の楽しみ方ができるのも魅力です。
プーケット島は首都バンコクと比べると、比較的治安が良い田舎町ですが、
世界中から1年中を通じて、何百万人もの観光客が集まります。
ものすごいエネルギーを感じました。島で昼夜通じて一番にぎやかなのはパトンビーチです。
バングラー通りの野良猫
パトンビーチから垂直に伸びているのが、不夜城バングラー通り。通りの入り口には看板がありました。
全長500m足らずの通りは、タイ有数の歓楽街で、ナイトクラブ、ディスコなどが立ち並んでいます。
深夜になればなるほど盛り上がる、タイ屈指の夜遊びスポットは、
タイならではのエンターテイメントが楽しめます。夜になるとこんな感じ。
夜が更けてくると、原色ギラギラのネオンに吸い寄せられるかのように、大勢の人が集まってきます。
オープンスペースがあるバーでは、大音量の音楽に合わせて派手な女の子たちが
カウンターの台の上で踊っていました。日本のバブル期をほうふつさせる光景が繰り広げられます。
タイの不夜城にはどんな猫ちゃんがいるんでしょう。
あっ、猫ちゃん発見!
ネコ科動物のトラでした。ここは有名な老舗ナイトクラブ「タイガーナイトクラブ」です。
敷地面積はプーケット島最大で、一階はパブやレストラン、2階に上がると3フロアあるナイトクラブです。
トラのモニュメントが屋根にもありました。やっぱり吠えています。
ガオーって吠えている姿が勇ましいです。
午後7時過ぎにクラブに入ったのですが、まだガランとしていて、あまり人がいませんでした。
23時からが本格的に盛り上がるようです。ピンクと青の妖しいネオンが輝くフロアの天井には、
多数のトラのほかに大蛇もいました。
パラダイスホテルのタワー付近の野良猫
バングラー通りから大通りに出ると、プーケット最大のショッピングセンター「ジャンクセイロン」があります。
そこから歩いて5分の距離に、
ベビーピンクとパステルブルーの色遣いが可愛い高層ビルがニョキっと建っています。
ロイヤルパラダイスホテルのタワーです。ホテルの看板があるところから、
タワーのふもとにかけて可愛い家々が立ち並んでいたので、散策したところ、野良猫を発見しました。
一匹はスリムで、目つきが鋭い感じ。訪れたのは9月ですが、暑さのせいか、
道路にお腹をぺったりつけて、バイクの下で横になっています。
「暑くて何も考えられない。写真でも何でも好きにしていいよ~」という声が聞こえた気がしたので遠慮なくパチリ。
もう一匹は黒猫で左目の上が痛々しい。けんかをして名誉の負傷を負ったのか、
ストレスで毛が抜けたのか、それとも何か病気なのか。いろいろ考えてしまいました。
黒猫ちゃんは全然こっちを見てくれない。「同情するなら、飯をくれ」と言いたげな雰囲気。
2匹はどうやら仲良しだったみたいです。2匹とも人間を見ても逃げません。
毛並みもつやつやしています。地域猫として可愛がられているのかな。
タイは性的マイノリティ(LGBT)の先進国です。
自分らしい生き方を求めて自分に素直に生きている人が多いです。
観光施設の売店で、ごつい感じの女性が店番をしていたり、なんでもありです。
世界中から集まる観光客の中には、色々な方がいるのではないでしょうか。
タワーのふもとに少年たちのいる店が並んでいました。
奥まった店先に、パンツ一丁の少年たちが椅子を並べて座り、
通りを歩く人の姿をじっと見つめています。店の中にも何人か姿が見えます。
少年たちはほっそりとした体つきなんだけど、しなやかな筋肉の持ち主が多く、
そして大半が幼くてあどけない顔をしています。10代後半から20代ぐらいでしょうか。
ガン見するのも気が引けたので、チラチラ見ながら歩きました。
裏通りを歩くと、なまめかしい感じのマッサージ店やレストランが並んでいます。
開店前の店先には女性の姿もありました。ここも足早に立ち去りました。
さっきの野良猫はこの通りをねぐらにして、
いろんな人間模様を見ているんだろうな。地方から出稼ぎに来ている少年たちや、
夜の世界のお姉さんたちに可愛がられて今日も生きている、たくましい姿にちょっと感動しました。